3月 22nd, 2018年
健康福祉常任委員会の所属になりました
町田市議会は、総務常任委員会、健康福祉常任委員会、文教社会常任委員会、建設常任委員会の4つの常任委員会に分かれています。議員は必ずどれかの常任委員会に所属します。任期は2年間で2年に1度改選となります。今回、私は健康福祉常任委員会の所属となりました。その名前の通り、「健康」「福祉」に関する分野の議案や予算を取り扱います。委員会質疑では、生活保護関連予算、病院事業会計、保健事業会計などの詳細を確認しました。病院事業会計では、純損失が予算書ベースで8.4億円となっています。中期経営計画の決算見込みでは1.8億円です。地方公営企業法による予算計上と実際の決算額は大きく変わります。実際過去の予算書と決算書を見比べると4〜5億円程度のズレが生じます。それでも今回の予算書を確認すると予算書と中期経営計画で計画している決算見込額が6.6億円と大きく乖離しているので、質疑で確認しました。答弁では、経営状況は悪化し、純損失の予想は3億円程度とのことでした。状況を悪くしている要因は呼吸器内科医の確保ができていないためであるとのことでした。以前本会議質疑で病院事業会計について取り上げた際、1つ前の中期経営計画では2015年度に黒字見込みで、それ以降は黒字が図れるという予測でしたが、「小児科医不足と地方公営企業法の改正という不足の事態があり達成できなかった。次期中期経営計画では医師不足なども踏まえて、必ず目標を達成する。」との答弁がありました。しかし、今回委員会審査でのやりとりで感じたことは、あきらかに黒字化達成がトーンダウンしているということでした。今回の答弁では、会計上は赤字だが資金繰りは問題ないとの発言もありました。毎年町田市から11億円の繰り入れ、東京都からも5.8億円の繰り入れがあり、大きな減価償却費計上があるので資金的には問題ありません。そうではなく、すべて踏まえて黒字化を目指しているはずなのに、このあたりの答弁を聞いていると、経営的な感覚に疑問を感じてしまいます。中期経営計画では、2020年の経常収支の黒字化、2021年の純損益の黒字化としています。その目標は必ず達成しなくてはならないものだと思っています。病院側も当然にそう考えていると思っています。健康福祉常任委員会所属の委員としてしっかりとチェックしていきたいと思います。