12月 27th, 2016年
2016年12月27日
ごみ資源化施設建設の議案が可決
町田市の唯一のごみ処理施設である町田リサイクル文化センターは、運転開始から34年が経過し、通常の維持管理費のほかに年間約10億円の修繕費がかかっています。
将来にわたって安定したごみ処理を行っていくため、新たなごみ処理施設の整備が喫緊の課題となっていました。
これまで委員会の行政報告などで長い時間をかけて議論されてきましたが、今定例会で議案「町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業に関する施設整備工事請負契約」が提出され、賛成多数で可決されました。
新たな資源循環型施設は、総額462億円で、施設整備費が292億円(国からの補助金は約100億円)、運営費が170億円となります。
民間業者に一括委託するDBO(デザインビルドオペレート)方式で20年間の運営です。
民間のノウハウを活用し、効率化や公共サービスの向上を図るためDBO方式が採用されました。
バイオガス化施設を設け、ごみの減量と資源化率の向上、二酸化炭素の削減を目指します。
バイオガス化施設は、可燃ごみの中から機械で選別した生ごみを密閉した発酵槽に入れ、発生する可燃性メタンガスを取り出します。
都市ガスの主成分であるメタンガスは動植物由来であるため、燃やしても大気中の二酸化炭素は増えず、再生可能エネルギーの一つとして国も利用を促進しています。工事着工は2017年から、運営開始は2022年を予定しています。