2015年 12月
どうだった?プレミアム商品券の効果
今年、国の地方創生事業の一環として、プレミアム商品券が発売になりました。町田市でのプレミアム商品券発行は、今回で2回目となります。前回は東日本大震災後の中小企業の消費減速の脱却、今回は市内の消費喚起、経済活性化という観点で実施となりました。今回、プレミアム商品券は国の地方創生の事業の中で全国97%の自治体で実施・もしくは実施予定であり、みずほ総研によるマクロ乗数による経済効果の試算では、約2,500億円の予算でその経済の押上効果は640億円程度とされています。1999年の地域振興券、2009年の定額給付金の際の経済効果は両者とも予算の3割程度の消費増が見られたという分析がなされていますが、それと同様の効果が現れると仮定した場合は800億円前後の経済効果となるとの試算がなされています。どちらにせよ、事業費の4分の1~3分の1程度の効果となるようです。国の地方創生の事業全体については、このように試算されていますが町田市ではどうでしょうか。アンケートから導き出した経済効果としては、推定で約4億6,000万円程度と見積もっているようです。プレミアム商品券の販売額が10億円、プレミアム分が2億円なので、その評価は難しいですが、一定程度の効果があったと見ることが出来ます。しかし今回の利用の大きな特徴は、大型店と中小店の比率は8:2で、前回と比べて大型店と中小店の比率がほぼ逆転しているという点があります。これは前回が中小店にしか使えない券があったのに対し、今回は共通券方式にした点にあります。中小店には少し残念な結果になってしまいました。また、今回商品券の応募総数38,400件に対し、26,315件が当選でしたが、12,085件が落選でした。応募多数のため抽選となったわけですが、町田市民の人が外れて、他市の方が当選するケースが出ました。実際、市外の方の利用が7.7%となっています。この点はアンケートなどを見ても大変大きな不満となっています。川崎市などでは応募者多数の場合、市内在住者を優先して抽選するとしました。結果として抽選になり、すべて市民に渡っています。もし次回以降実施するのであれば、このような観点を視野に入れ、よりきめ細やかな対応をお願いしたいと思います。とは言え、プレミアム商品券については各自治体で様々な問題が発生している中、町田市では特段の事故もなく実施できたことは大変よかったと思います。
お前なんかムスリムじゃない
パリのテロ以来、EU各国で移民排斥を訴える極右民族主義政党が力を増しています。
フランス地方選挙では、予備選首位の極右に対抗して与党社会党がサルコジ派の共和党に票を集める奇策で、既成政党が辛勝しました。
EU残留を問うイギリス国民投票でも移民が争点と報道され、アメリカでもトランプ大統領の可能性が出てきました。
西洋文明がイスラム全体を敵に回せば、中世に逆戻りです。
ここで注目されるのが、「シリアのため」と叫びながら連行されていくテロ犯に浴びせられた表題の罵声です。
「お前なんかムスリム(イスラム教徒)ない。」
テロ犯は異端です。
良識あるイスラム多数派との連携、移民に対する差別の撤廃がテロ撲滅のカギだと思います。
慰安婦問題の最終決着へ
年末に岸田外相が韓国訪問するようですが、安易な妥協は新たな国益を損ないます。
韓国系団体の圧力で、カリフォルニア州の高校歴史教科書に「20万人の性奴隷」というデマが盛り込まれる等、わが国に対するヘイトスピーチ、デマの歴史化の動きはとまりません。
以後蒸し返さない保障だけでない。
世界にばらまいたヘイトスピーチ、デマ宣伝の取り消し、謝罪を求めないなら、安倍外交は腰抜け外交になってしまいます。
反日を国是とする政権、決裂する覚悟で交渉にあたってほしいものです。