2015年12月27日
お前なんかムスリムじゃない
パリのテロ以来、EU各国で移民排斥を訴える極右民族主義政党が力を増しています。
フランス地方選挙では、予備選首位の極右に対抗して与党社会党がサルコジ派の共和党に票を集める奇策で、既成政党が辛勝しました。
EU残留を問うイギリス国民投票でも移民が争点と報道され、アメリカでもトランプ大統領の可能性が出てきました。
西洋文明がイスラム全体を敵に回せば、中世に逆戻りです。
ここで注目されるのが、「シリアのため」と叫びながら連行されていくテロ犯に浴びせられた表題の罵声です。
「お前なんかムスリム(イスラム教徒)ない。」
テロ犯は異端です。
良識あるイスラム多数派との連携、移民に対する差別の撤廃がテロ撲滅のカギだと思います。