新公会計制度の活用方法の提案が通りました
これまで議会では何度も新公会計制度(課別・事業別行政評価シート)について取り上げております。財政は市政運営の根幹であり、そのあり方がとても重要だからです。それぞれの部署が事業ごと、施設ごとに総体を捉え、経営的な考えを徹底し、発想の転換、業務の効率化などで、厳しい財政状況の中で最大限の効果を発揮させる。その仕組みを作りたいという思いがあります。その中で、抽象的にさせないこと、数値管理をすること、事業の検証することを徹底し、活用の幅を広げることを提案しています。例えば、これまでの課別・事業別行政評価シートでは、事業の課題として「満足度を高められるよう努めてまいります。」のような記載がありました。満足度に関するアンケートでも実施しない限りは職員の主観的な感覚でしかありません。つまりは、満足度を把握するのであれば、リピート率であったり、来場者数の増加であったりと、客観的な数値による把握が必要となります。今回の一般質問では、事業ごとに明確な数値目標の設定と達成状況の把握、その検証を行う仕組みを作るよう求めました。答弁では、事業ごとに数値目標を設定する。目標の検証として、目標達成に向けた取り組みを設定するとのことでした。これまでの継続的な提案により、答弁は満額回答となりました。その仕様についてはこれから決めていきます。9月に行われる第3回定例会での決算審査にて決算書であるこの課別・事業別行政評価シートが利用されます。どのような表記になるのか、活用の幅が広がることを期待したいと思います。